動物は私たち人間が持っていない様々な能力を持っています。
走る・飛ぶ・泳ぐ等々、そのひとつひとつを見てみれば、到底人間が勝てない能力がたくさんあります。
今回はそんな動物達の中でも一番と言われている能力を項目別にいくつかご紹介させていただきます。

世界一速く走る動物

チーターです。
チーターは地上で最も速く走る動物として知られており、その驚異的なスピードは静止状態から数秒で時速100キロメートル以上に達します。
チーターの体は非常にスリムで、長い脚と柔軟な背骨を持ち、大きなストライドで素早く走ることができます。さらに、半月状の爪はグリップ力を高め、長い尾はバランスを取る役割を果たします。
ただし、スピードに特化しすぎたために、ライオンや虎など他の猫科の猛獣に比べると噛む力も弱く、性格は意外にも温和で、人間に対しても比較的友好的です。海外ではペットとして飼われたりもします。
しかし、現在チーターは絶滅の危機に瀕しています。生息地の減少や遺伝的多様性の欠如が大きな課題で、保護活動が進められています。
【番外】

世界一速く走るわんちゃんはどの犬種なのかというと。
グレイトハウンドいう犬種になります。
この犬種は特に競走犬として有名で、短距離では時速72キロメートル以上のスピードで走ることができます。
ちなみに人間の100mの世界記録は9秒58ですが、この記録が出た時のトップスピードは時速45キロメートルだそうです。
世界一速く飛ぶ鳥

世界一速く飛ぶ鳥として知られているのは、ハヤブサです。ハヤブサは、その驚異的な速度と狩猟技術で広く知られています。特に、急降下する際のスピードは圧巻で、時速320キロメートル以上に達することがあります。このスピードは、鳥類だけでなく全動物界でも最速です。
急降下する際のスピード世界一のハヤブサですが、水平飛行時の最速は別の鳥になります。
ハリオアマツバメという鳥は水平飛行時の最高速度が時速170キロメートルと言われています。
ちなみに、世界一遅く飛ぶ鳥というのもいて、アメリカヤマシギという鳥は失速することなく時速8キロメートルくらいで飛ぶことができるそうです。
世界一速く泳ぐ魚

世界最速で泳ぐ魚として知られているのは、バショウカジキです。この魚は短距離での速度が非常に速く、時速110キロメートル以上に達することができます。また、常にこの速さで泳いでいるわけではなく、普段は時速2km程度でゆったり泳いでいるといわれています。
バショウカジキの体は、速く泳ぐため体は細長く流線型で、水中での抵抗を最小限に抑える形状をしています。さらに、大きな尾びれは強力な推進力を生み出し、高速での泳ぎを可能にしています。背には大きな背びれがあり、これを使って方向を変えることができるため、機敏な動きも可能です。
世界一目がいい動物
まずは鳥類のハヤブサです。ハヤブサは早く飛ぶ部門でも1位ですから2冠とも言えるでしょう。
ハヤブサの視力は人間の約8倍と言われていて、約2km離れた場所にいる兎などの小さな獲物をはっきりと見分けることができる視力です。ハヤブサの瞳孔は非常に小さく、人間の目よりも多くの視細胞を持っており、非常に高い解像度で物を見ることができます。こうして見つけた獲物を世界最速のスピードで急降下しながらも、しっかりと視認し、狙いを定めることができる動体視力も持っています。
単に視力という点ではダチョウに軍配があがります。ダチョウの目の直径は約5cmもあり、鳥類の中で最大の目を持っており、視力だけなら20ほどあると言われています。これは40m先のアリを見ることができるほどです。体長は約2.5m、体重は約150kgあり鳥類では最大なのですが飛ぶことができません。飛べない代わりというわけではありませんが、時速70km程で走ることができます。視力20の目、時速70kmの走力、大きな体と強そうなのですが、脳は40gしかありません。その為、記憶力が弱く残念(?)な生き物とも言われています。

【番外】
目がいい動物として遠くのものを見るという点でハヤブサとダチョウをご紹介いたしましたが、目の前の物を見る力としては「モンハナシャコ」が最強と言われています。
モンハナシャコの目は、地球上のあらゆる動物の中で最も複雑な構造を持っています。人間が見ることのできる光が赤・緑・青の3色であるのに対して、モンハナシャコは紫外線や赤外線を含む、12~16種類の色を認識することができるといわれています。また、両目が独立して動くため、広範囲にわたる視野を持ち、周囲の状況を把握する能力に優れています。

世界一力が強い動物

世界一力持ちの動物として知られているのは「ゾウ」です。ゾウは陸上で最大の動物であり、その巨大な体と大きな耳と長い鼻の特徴で知られています。
ゾウの体重はオスで6トンを超えることがありますが、それに見合うだけの筋力を持っています。ゾウはその巨大な体と強力な筋肉で、木を引き抜いたり、大きな石を動かしたりすることができます。また、ゾウの鼻はその体の中で最も器用かつ力強い部分です。ゾウの鼻には約40,000本の筋肉があり、1トン以上の重さを持ち上げることができると言われています。歴史的に見ても、ゾウはその力強さから木材の運搬や重い荷物を運ぶために使われてきました。特にアジアでは、ゾウは長い間、人間の労働力として活躍してきた動物でもあります。
【番外】
動物とは違いますが、世界一力が強い生き物としては「ダンゴムシ」などの「フンコロガシ」の仲間である「コガネムシ科の昆虫」があげられます。これらの昆虫は、自分の体重の何百倍もの重さを持ち上げたり引っ張ったりすることができるため、相対的な力強さで言えば、地球上で最も強力な生き物とされています。フンコロガシは、自分の体重の1,000倍もの重さを引っ張ることができます。これは人間に例えると、普通の成人が大型トラックを引っ張るほどの力を持つことに相当します。
世界一ジャンプ力がある動物

垂直跳び世界一のジャンプ力を持つ動物として言われるのが、ピューマです。某スポーツメーカーのロゴマークでも有名です。
ピューマのジャンプ力は、垂直で約5~7メートルにも達すると言われています。これは、2階建ての建物の高さに相当します。
世界一噛む力が強い動物

ガブっと噛む力世界一はイリエワニです。
イリエワニは、主に東南アジアからオーストラリア北部にかけての沿岸地域や川、湿地帯に生息する大型のワニで、体長は最大で7メートルを超えることもあります。イリエワニの噛む力は、約3000キログラムに達するとされています。これは、大型の獲物の骨をも簡単に砕くことができるほど強力な力になります。ちなみに人間の成人男性の噛む力は約70キログラム程度とされています。
しかし、ワニは噛む力が強い一方で、口を開く力は非常に弱いです。ワニの口を開かせるためには、それほど強い力は必要ありません。人間でも、ワニの口を閉じた状態に保つために手で押さえているだけで十分なほどです。これは、ワニの顎の筋肉が主に「閉じる」動作に特化して発達しているためです。噛む力の強さと、口を開く力の弱さの対比は、ワニの進化の過程で、獲物を確実に捕らえるための戦略として形成されたものと考えられます。
世界一危険な生き物
「危険」の定義にもよりますが、ここでは世界一人の命を奪っている生き物としてご紹介いたします。
世界一人命を奪っている生物、それは「蚊(か)」です。多くの人はサメや毒蛇などを思い浮かべるかもしれませんが、蚊がもたらす危険性はそれらをはるかに上回っています。
では何故蚊が危険なのでしょうか。蚊は、マラリア、デング熱、ジカ熱、黄熱病などの命に係わる致命的な病気を媒介するからです。これらの病気によって毎年数百万人が命を落としています。例えば、世界保健機関(WHO)の統計によれば、マラリアだけで毎年約20万人が死亡しており、その多くが5歳未満の子供です。また、デング熱は年間約3億9千万人が感染し、そのうち2万人以上が死亡しています。

世界一長生きする生き物
生きている限りいつかは迎えてしまうのが寿命ではないでしょうか。しかし、地球には別名「不老不死」と言われている生物がいます。それは「ベニクラゲ」というクラゲです。

ベニクラゲの最大の特徴は、老化を逆転させる能力です。通常のクラゲは、成長して成熟した後に寿命を迎えますが、ベニクラゲは環境のストレスや傷害、飢餓などが原因で成体としての生活が難しくなると、「ポリプ」という幼生段階に戻ることができます。このプロセスを「逆行性変態」と呼び、成体から再びポリプに戻ることで、再度成長を繰り返すことができます。理論上、これを何度も繰り返すことで、ベニクラゲは永遠に生き続けることが可能となります。
ベニクラゲは、世界中の温暖な海域に広く分布しています。特に地中海や日本近海などで見つかることが多いです。海の浅いところから深いところまでさまざまな場所で生息していますが、ベニクラゲは非常に小さく、直径が4.5ミリメートルほどしかありませんので実際に見つけるのは難しそうです。外見は透明で、美しい赤い色をした中央の胃袋が特徴的です。この赤い色が名前の由来になっています。
理論上は不老不死ならいつか海はベニクラゲだらけになってしまうのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、現実的には他の魚に食べられてしまったりするので完全の不死というわけではないのです。
さいごに
今回はいくつかの世界一の生き物をご紹介させていただきました。
こうして並べてみると、動物たちはそれぞれに驚くような能力を持っていることがわかります。
しかも、その能力は単なる「すごい記録」ではなく、長い進化の中で、それぞれの環境を生き抜くために身につけてきたものなのです。
そして今回ご紹介していない分野でも世界一〇〇な生物はたくさんいます。
次に動物園や水族館を訪れたときなど、動物や生き物との触れ合いの中で「この動物にはどんなすごい能力があるんだろう?」と、少し違った目線で動物たちを眺めてみるのも楽しそうですね。
ペット愛葬社 吉田
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