コンテンツへスキップ

動物が入ったことわざ・慣用句(虎・猿・狸・狐編)

    動物が入ったことわざ・慣用句ということで、これまで、馬や猫、犬や鳥にまつわることわざや慣用句をご紹介してきました。

    今回は虎・猿・狸・狐編です。

    お馴染みのものから、初めて聞くようなものまでいろいろご紹介いたします。

     

    虎編

    【虎を野に放つ】

    「虎を野に放つ」という言葉は、非常に強力で危険な存在を制御できなくなり、自由にさせてしまうことを意味します。この表現は、もともとは中国の故事成語から来ており、制御されていた虎を野に放つような行為がどれほど危険であるかを示しています。

    たとえば、政治の世界でもこの表現が使われることがあります。野心的で影響力のある政治家に過剰な権力を与えた結果、その政治家が他の政治家や国民を恐怖に陥れるような行動を取る場合も「虎を野に放つ」と表現されます。

    このように、「虎を野に放つ」という言葉は、制御が難しく、非常に強力な存在を野放しにすることで、思わぬリスクや危険が生じることを示す警告的な表現です。

     

    【虎の巻】

    「虎の巻」という言葉は、特定の分野や課題において重要な情報や秘密が記された指南書やマニュアルを指します。この言葉は、もともとは中国の兵法書『六韜(りくとう)』の中の『虎韜(ことう)の巻』から来ており、戦術や戦略の秘訣が記された書物のことを指していました。現在では、幅広い分野で「成功のための秘策」や「攻略法」といった意味でも使われます。

    例えば、受験勉強をしている学生がある科目の学習で特に重要なポイントや過去問の解説が詳しく載っている参考書を見つけたとします。その参考書は、学生にとってまさに「虎の巻」と言えます。

     

    【虎穴に入らずんば虎児を得ず】

     

    「虎穴に入らずんば虎児を得ず」という言葉は、「大きな成果や成功を得るためには、危険を冒さなければならない」という意味です。この言葉は、中国の古典『後漢書』に由来し、勇敢さや挑戦の精神を強調しています。つまり、リスクを避けていては大きな報酬や成功を手に入れることはできない、という教訓を伝えています。

    例えば、サッカーの試合で、点を取りたいと思うなら、相手ゴールに向かって積極的に攻める必要があります。守りにばかり集中していては、勝利を手にすることはできません。リスクを取って攻撃に出ることで、得点という「虎児」を得ることができるのです。

     

    【前門の虎後門の狼】

    「前門の虎後門の狼」という言葉は、「一つの危険を避けたとしても、別の危険がすぐに迫ってくる」という意味を持つ表現です。この言葉は、古代中国の故事に由来し、前の門には虎、後ろの門には狼が待ち構えている状況を描いています。つまり、どちらの道を選んでも、危険から逃れることができないという状況を表しています。

    例えば、ある企業が経済不況により収益が減少し、その危機を何とか乗り越えました。しかし、今度は社内の人材不足という新たな問題に直面しました。このように、一つの危機を回避したとしても、別の危機がすぐに迫ってくる状況は「前門の虎後門の狼」と言えるでしょう。

     

     

    猿編

    【猿真似】

    「猿真似」という言葉は、他人の行動や言動をただ模倣することを意味します。この言葉は、猿が人間の動作を真似する様子から生まれた表現です。猿は人間の動きを真似することが得意ですが、それはあくまで表面的なものであり、深い理解や意図が伴っているわけではありません。このため、「猿真似」は、考えずに他人のやり方をそのまま模倣することや、独自性や創意工夫がないことを批判的に表現する言葉として使われます。

    ビジネスの世界でも「猿真似」はリスクを伴います。ある企業が成功したビジネスモデルをそのまま真似しても、自社の特性や市場のニーズに合っていなければ、成功するとは限りません。単に他社のやり方を模倣するだけではなく、自分たちの強みや独自性を活かして新しい価値を生み出すことが必要です。

    このように、「猿真似」という言葉は、他人の行動や方法を深く考えずにそのまま模倣することを指します。そして、そのような行為は、独自の視点や工夫を欠いた結果、成功に結びつかないことが多いとされています。模倣する際には、自分自身の状況や特性を考慮し、ただ真似するだけでなく、創意工夫を加えることが重要です。

     

    【猿も木から落ちる】

    「猿も木から落ちる」という言葉は、どんなに熟練した人や専門家でも、時には失敗することがあるという意味を持つ日本のことわざです。猿は木登りが非常に得意な動物として知られていますが、その猿でさえも時には木から落ちることがあるということから、誰にでもミスは起こり得るという教訓が含まれています。このことわざは、人々に謙虚さを持ち続けることや、失敗を恐れず挑戦することの重要性を伝えています。

    例えば、長年にわたって優秀な成績を収めてきたスポーツ選手が、重要な試合で思わぬミスをしてしまうことがあります。このような場面で、「猿も木から落ちる」という言葉が使われることがあります。選手がどれほど経験豊富であっても、完全無欠ではなく、人間である以上、予期せぬミスが生じることがあるという意味です。

     

    狸編

    【狸と狐の化かし合い】

    「狸と狐の化かし合い」という言葉は、二人が互いにだまし合おうとすることを意味します。狸(たぬき)と狐(きつね)は、昔からずる賢い動物として知られています。日本の昔話には、どちらも人や他の動物をだまして、自分が有利になるようにする話がたくさんあります。このことわざは、ずる賢い二人が互いに相手をだまそうとするけれど、どちらもだまされずに対抗するような状況を表します。

    例えば、友達同士でゲームをしているとき、お互いに「こっちに隠したよ」と言いながら、実は全く違う場所に宝物を隠しているような場面を想像してみてください。二人とも相手をだまそうとしているけれど、どちらも相手が嘘をついているかもしれないと疑っていて、簡単には信じません。これがまさに「狸と狐の化かし合い」のような状況です。

    また、学校で何かをかけて競争するときも、このことわざが当てはまることがあります。例えば、二人のクラスメートがどちらが早く宿題を終わらせるか競争しているとします。お互いに「もう終わったよ」と言って相手を焦らせようとするけれど、実はまだ途中だったりします。このように、相手をだまして自分が有利になるように仕向けようとするけれど、相手も同じことを考えているとき、「狸と狐の化かし合い」と言います。

     

    【狸寝入り】

    「狸寝入り(たぬきねいり)」という言葉は、実際には起きているのに、寝ているふりをすることを意味します。この言葉の由来は、狸(たぬき)が危険を感じたときに、敵から逃れるために寝たふりをするという昔の話にあります。つまり、「狸寝入り」とは、意識があるのに寝ているふりをして、周りの人をだまそうとすることです。

    例えば、夜遅くまでゲームをしていて、親に「もう寝なさい」と言われたとき、布団に入って目をつむり、寝たふりをすることがあるかもしれません。でも実際には、心の中でまだゲームのことを考えていたり、まだ眠たくなかったりすることがあります。これが「狸寝入り」です。寝ているふりをしているけれど、実はまだ起きている状態です。

    また、授業中に先生が質問をして「誰か答えられる人いる?」と聞いたとき、自分は答えを知っているけれど、指されるのが嫌で、わざと下を向いて寝ているふりをすることがあります。このようなときも「狸寝入り」をしていると言えます。実際には起きていて、答えを知っているけれど、答えたくないから寝たふりをするのです。

     

    【捕らぬ狸の皮算用】

    「捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)」という言葉は、まだ実現していないことに基づいて、将来の利益や成功をあてにして計画を立てることの危険性を表しています。つまり、まだ手に入れていないものや確実でないことに期待をかけすぎると、結局失敗する可能性があるという教えです。

    このことわざの由来は、狩りに出かける前に「この狸を捕まえたら、その皮を売ってお金を得よう」と考えることから来ています。しかし、実際には狸を捕まえる前にその計画を立てても、捕まえられなければその計画は無意味になります。つまり、まだ手に入れていないものに頼るのは危険だということです。

    例えば、友達とお小遣いを貯めてゲームを買う計画を立てているとします。まだ全額は集まっていないけれど、すでにどのゲームを買うかを決めたり、どのくらい楽しめるかを話し合ったりしているとします。でも、もしお小遣いが予想より少なかったり、他の用事でお金を使わなければならなくなったりすると、その計画はうまくいかなくなるかもしれません。これが「捕らぬ狸の皮算用」の例です。まだお金が全て集まっていないのに、それを前提にして計画を立てると、予期せぬ問題が起きたときに困ってしまうことがあります。

     

     

    狐編

    【狐の嫁入り】

    「狐の嫁入り」という言葉は、晴れているのに突然雨が降り始める現象を指す表現です。この現象を昔の人々は不思議に感じ、狐が人をだますように、天気も予想できない変化をするものだと考えました。そのため、狐が人間のように結婚式をあげるという架空の出来事と結びつけ、「狐の嫁入り」という言葉が生まれたのです。

    晴れているのに雨が降るという状況は、まるで天気がいたずらをしているように見えるため、このような言い方をするようになりました。これは特に、日本の昔話や伝説において、狐がしばしば人をだます存在として描かれていることから来ています。狐が自分たちの結婚式を隠すために、人間に晴れと雨を同時に見せている、という風に想像されたのです。

    例えば、友達と公園で遊んでいるとき、空が晴れているのに急にポツポツと雨が降り始めることがあります。そんなときに「あれ、狐の嫁入りだね」と誰かが言ったら、それは「晴れているのに雨が降るなんて不思議だね」という意味です。

     

    【狐につつまれる】

    「狐につつまれる」という言葉は、突然予期しない出来事や不思議なことが起こって、どう対応していいか分からず、まるで頭が混乱してしまったような状態を指します。この言葉の背景には、日本の昔話や伝説で、狐が人をだましたり、幻を見せたりするというイメージがあります。そのため、何か不思議なことが起こって現実を把握できなくなる様子を、「狐につつまれる」と表現するのです。

    例えば、友達と遊んでいるときに、突然誰かが全く違うことを話し始めて、何のことを言っているのか分からなくなったとします。そんなときに「なんだか狐につつまれたみたいだ」と感じることがあります。これは、友達が言っていることがあまりに予想外で、頭が混乱してしまったことを表す言い方です。

    また、家に帰ってきたときに、いつもいるはずのペットが急に姿を消していて、どこにも見つからない場合にも「狐につつまれたような気分だ」と感じるかもしれません。ペットがどこに行ってしまったのか全く分からず、頭の中が混乱してしまう様子が「狐につつまれる」という表現にぴったりです。

     

    【虎の威を借る狐】

    「虎の威を借る狐」という言葉は、自分自身には力や権威がないのに、権力を持つ誰かの力を利用して偉そうに振る舞う人を指す表現です。ここでの「虎」は強くて怖い存在を、「狐」はその虎の力を借りて他の動物たちを威張り散らすずる賢い存在を表しています。つまり、強い人や組織の影響力を利用して、まるで自分が強いかのように見せかけることを意味します。

    この言葉の由来は、中国の古い寓話(ぐうわ)にあります。ある日、狐が虎に食べられそうになったとき、「私は天から特別な保護を受けている存在だから、私を食べると天罰が下る」と虎をだまし、さらに「私が他の動物たちを恐れさせるところを見せてあげよう」と言って、虎を連れて森を歩きました。動物たちは虎を恐れて逃げましたが、狐はまるで自分が怖がられているかのように見せかけました。これが「虎の威を借る狐」の由来です。

    例えば、クラスで自分より強い友達がいて、その友達がいるときだけ他の友達に偉そうなことを言ったり、命令したりする子がいたとします。このようなとき、「あの子は虎の威を借る狐みたいだ」と言うことができます。自分自身には特に力がないのに、強い友達の影響力を利用して、あたかも自分が強いかのように振る舞う様子です。

     

     

    今回ご紹介した「虎・猿・狸・狐」にまつわることわざや慣用句、皆さんはいくつ知っていましたか?

    おなじみの言葉もあれば、初めて知ったものもあったのではないでしょうか。

     

    昔の人々は、動物たちの姿や習性、ちょっとした印象を上手に言葉に取り入れてきました。

    普段何気なく使っていることわざも、由来をたどってみると、動物たちの姿が浮かんできてなかなか面白いものです。

     

    身近な言葉の中に、まだまだたくさん隠れている「動物」を探してみるのも楽しいかもしれませんね。

     

    ペット愛葬社 吉田

     

     

    当社は北陸地域の金沢市、小松市、福井市、鯖江市の計8ケ所に店舗があり 石川は加賀・福井は敦賀と全域で、
    ペット犬、猫、及び他動物のペット葬儀、ペット火葬、納骨、動物霊園運営を行っております
    葬儀式場(セレモニー)や火葬場、動物霊園・ペット霊園の事前見学やご相談など致しておりますので、お気軽にご相談ください

     

     

    ペット愛葬社
    西部緑地動物霊苑

    〒920-0363 石川県金沢市古府西1-1 TEL.076-267-7788

    ペット霊園 ペットセレモニー ペット火葬場

     

     

    金沢寺町動物霊苑

    〒921-8033 石川県金沢市寺町5-6-10 TEL.076-241-1055

    ペット霊園 ペットセレモニー

     

     

    小松ペット霊園

    〒923-0004 石川県小松市長崎町4-118 TEL.0761-24-1059

    ペット霊園 ペットセレモニー ペット火葬場

     

    セレモニープラザ森本

    〒920-0155 石川県金沢市高坂町ホ13-1 TEL.076-257-6732

    ペット火葬場

     

    福井県福井市堂島町110番地 福井動物霊苑 0776-54-5073
    福井県福井市田ノ谷町21-4 大安寺動物霊苑 0776-59-1760
    福井県鯖江市新横江1-816サンドーム北動物霊苑 0778-54-0005
    福井県あわら市権世 セレモニープラザ(火葬場) 0776-74-1182

    電話番号:0120-281059 電話番号:0120-281059