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三途の川と六文銭

    私達ペット愛葬社ではご葬儀の時に必ずご納棺をいたしております。

    そしてそのご納棺時に副葬品の一つとして、「六文銭」をご用意いたしております。

    今回はその「六文銭」について、関わりの深い「三途の川」とともに

    関連した知識なども交えながらお話しさせて頂きます。

     

     

     

    六文銭とは

     

     

    まず、六文銭とは言葉通りの意味で言うと、江戸時代に使われていたお金のうち一番小さな単位のお金であった銭貨(銅貨)を六枚集めたものになります。

     

     

     

    江戸時代の通貨

     

    江戸時代には金貨・銀貨・銭貨(銅貨)の 三種類のお金を使用していました。

    一番大きな価値があるのが金貨。次いで銀貨、一番小さな価値なのが銭貨(銅貨)です。

    昔話などに出て来る「宝箱から大判小判がザックザク」の大判・小判は金貨となります。

    つまり、金貨の事を大判や小判などと名付けておりました。

    それに対して、一番小さな価値の銭貨(銅貨)一枚のことを一文銭と呼び、「六文銭」とはそれらが六枚あるから「六文銭」となります。

     

     

     

    江戸時代のなごり

     

    余談になりますが、金貨を作っていた場所を「金座」といい、銀貨を作っていた場所を「銀座」、銭貨(銅貨)を作っていた場所を「銅座」と呼び、それぞれ日本に数カ所あったそうで現在でもそのなごりを残しています。

     

    たとえば有名な所では、東京にある銀座という街はこの「銀座」が由来となっています。

    そして、日本の中央銀行である日本銀行本店の敷地はかつて「金座」があったとされている場所です。他にも、静岡県にあった「金座」の場所は今でも静岡県静岡市葵区金座町と名前を残しており、そこには日本銀行静岡支店も建てられています。

    また、長崎県にあった「銅座」の場所も長崎県長崎市銅座町として名前を残しています。

     

     

    六文銭の役割

     

    何故ご葬儀の副葬品として「六文銭」を持たせてあげるのか?ですが、ここでは一般的に言われている説のひとつとしてお話しさせて頂きます。

     

    仏教の世界では、あの世(彼岸)とこの世(此岸)との間には「三途の川」と呼ばれる川が流れているとされています。そしてこの川は船に乗り渡るのですが、「六文銭」は三途の川を渡るために必要な船賃と言われております。

    ですので、私達ペット愛葬社では亡きペットちゃんが無事に三途の川を渡れますように。

    という思いを込めて六文銭をご用意させて頂いており、ご家族様の手でペットちゃんに持たせてあげる為にお渡ししております。

     

     

     

    三途の川とは

    三途の川についてもう少し詳しく見てみましょう。

    あの世とこの世の間にあるという三途の川ですが、亡くなった瞬間、あるいは亡くなる間際に渡るわけではないそうです。

    漫画やドラマなどで亡くなりかけた主人公が川の向こうにいるおじいちゃんに「お前はまだこっちに来ちゃいかん」というシーンや、渡りかけたら後ろから手を引かれて引き戻された。

    などのシーンはあくまで演出であって、仏教では死後七日目に渡る川とされています。

    死後七日目には生前の行いに対する審判が行われるとされている為、初七日の供養をすることによって無事に三途の川を渡れるようにします。

     

    重要:宗派の違いやご家族様の思うおくりかたをされたい場合

    私達ペット愛葬社では、副葬品として六文銭や守り刀、ご念珠等をご用意させていただいておりますが、宗派が異なる場合やご家族様が入れたくない場合はお断り頂いても大丈夫です。例えば、浄土真宗では亡くなるとすぐに浄土に行けるとされている為、三途の川や初七日の考え方が異なります。

    ご納棺は必ず行わせていただきますが、副葬品に関しては必ず持たせてあげなければならないものではなく、あくまでもご葬儀のお手伝いとしてご用意させていただいておりますので、不必要と感じられた場合には遠慮なくお申し付け下さい。

     

     

     

    三途って何?

     

    三途の川という名前の由来には色々な説があります。ここでは二つご紹介させて頂きます。

     

    川には三通りの渡り方(渡る場所)があるからという説

    これは、生前の善行や犯した罪によって三種類のうちのどこを渡るかが決まります。

    生前の行いが善かった場合には「金銀七宝で作られた橋」の上を渡る事が出来ます。

    生前に軽い罪を犯した場合には橋を使用する事が出来ませんが「山水瀬」という流れが穏やかな浅瀬を渡ります。

    生前に重い罪を犯した場合には橋を使用することが出来ないだけでなく、「強深瀬」という岩が流れてくる激流の中を渡らなくてはなりません。

    この三つの渡り方があるところから三途の川となった説です。

     

    もうひとつは「三途」とは地獄・餓鬼・畜生の三つを表すという説。

    四世紀ごろに成立したとされる「金光明経」という経典があり、その中に「地獄餓鬼畜生の諸河をして焦乾枯渇せしむ」という一説があます。三途の川はこれに由来するとも言われています。

    仏教の中では生きるものは全て六つの世界を輪廻転生するとされています。

    この六つとは天道・人道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道の六つです。

    このうち畜生道・餓鬼道・地獄道の三つを「三悪道」ともいい、それぞれ

    畜生道は互いに食べ合う様子から「地途」とも呼ばれています。

    餓鬼道は刀で脅迫される様子から「刀途」とも呼ばれています。

    地獄道は火に焼かれる様子から「火途」とも呼ばれています。

    この三つを合わせて「三途」と呼び、そこから三途の川となった説です。

     

     

     

    六文銭はどうして六文?

    あの世とこの世の間には川が流れており、そこを渡る為にはお金(六文)が必要だと述べてまいりました。では何故六文なのでしょうか?

    これは先程述べました六道に由来すると言われています。

    輪廻転生を繰り返す六つの世界にはそれぞれ地蔵菩薩様がいらっしゃいます。

    お地蔵様はそれぞれの世界で苦しむものの身代わりとなり、苦しみから救済してくれる存在とされています。ですので、六つの世界全てのお地蔵様に一文ずつお渡しする為に六文必要なのです。その為六文銭は「六道銭」とも呼ばれます。

    私達ペット愛葬社の西部緑地動物霊苑の納骨堂前にはペットちゃん達が安らかに過ごせますようにと六地蔵様がいらっしゃいます。他の霊苑で休まれているペットちゃんのご家族様も、もしお近くを通られることがありましたら一度お手を合わせて頂ければと思います。

     

    総納骨所 石川(金沢・小松)のペット火葬、葬儀のペット愛葬社

     

     

    三途の川は日本だけではない

     

    三途の川のような言伝えは日本以外にもありまして。

    その中のいくつかをご紹介いたします。

     

    まずは中国の場合。

    そもそも日本に仏教が伝わったのは中国からと言われておりますので、あっても不思議ではないですね。

    中国ではこの世とあの世の間には「忘川河」という川が流れているとされています。

    これが日本でいう三途の川にあたります。

    忘れる川と書いて「忘川河(ぼうせんが)」と読みます。

    忘川河には奈河橋という橋がかかっており、この橋を渡ってあの世に向かいます。奈河橋には孟婆という神様がおり、橋を渡るときにその神様から孟婆湯という水を受け取り、それを飲む事によって生前の記憶を全て忘れます。記憶を忘れるということは、生前の苦しみや悲しみを全て忘れるということでもあり、それから生まれ変わる為の輪廻転生の旅にでます。

     

    次に、インドの場合。

    インドというよりはヒンドゥー教での言い伝えになります。

    ヒンドゥー教では亡くなった後の魂は「ヴァイタラ二―川」という川を渡る事になります。

    川を渡った先にはヤマという神様がおり、そこで裁きを受けた後、天国へ進めるのか地獄におちるのかが決まります。

    ちなみに、仏教の閻魔大王はこのヤマが基になったと言われています。

    ヴァイタラ二―川は善人には綺麗な川に見え簡単に渡る事ができます(渡らなくてもいいという説もあります)が、罪人には血や炎の川に見え簡単には渡る事ができません。生前に行った寄付や信仰により渡る際の苦しみが変わると言われています。

    そして川を渡れなかった魂は行き場を失い彷徨い続けることになります。この魂を救う方法が子孫が行う先祖供養であると信じられてきました。

     

    あの世とこの世の間には川が流れているというお話は神話時代にも登場します。

    ギリシャ神話では冥界(死者の国)と生者の世界との間にステュクスという河があります。

    冥界へ行くには舟に乗って行かなければならないのですが、ここにはカロンという渡し守がいます。このカロンに船賃として1オロボス銅貨を支払います。渡し賃が必要な所も三途の川と六文銭の話に類似しています。

    余談になりますが、ギリシャ神話の一説をご紹介したいと思います。

    基本的にカロンの舟には死者の魂しか乗ることはできませんが、生きたまま舟に乗り冥界へと渡った者もいます。

    詩人であり琴の名人であったオルフェウスという人がいました。彼は毒蛇に噛まれて亡くなった奥様を取り戻そうと冥界へと向かいます。オルフェウスの奏でる音色に感動し、カロンは生きたままのオルフェウスを舟に乗せ冥界へと送り、冥界の王ハデスも「冥界を出るまで絶対振り返ってはならない」との条件付きで奥様が生き返る事を了承します。ところが冥界の出口まであと少しとなった時、本当に妻が後ろにいるのか不安になったオルフェウスは振り返って確認してしまいます。目の前の奥様は闇に引きずり込まれ二度と合う事は出来ませんでした。深い悲しみと後悔を抱えたままやがてオルフェウスは亡くなり、残された琴をハデスは天へとおくりそれが琴座になった。とう神話でした。

     

    また、紀元前600年頃に現在のイランがある地域でゾロアスター教という教えがありました。

    開祖はゾロアスターという人で、開祖が実在したとされる宗教の中では世界最古の宗教だと言われています。また、死後に「天国か地獄か」の二択のようなものを最初に説いたのもゾロアスター教と言われています。

    ゾロアスター教では死後「チワント橋」という橋を渡る事になるのですが、そこで審判を受けます。善人が渡ろうとすると橋は広くなり、橋の向こうにある天国にたどり着けます。しかし、罪人が渡ろうとすると橋は細くなり渡る事が出来ず橋の下の地獄に落ちてしまいます。

     

    このように、三途の川のような言伝えは歴史や宗教を越えてたくさん存在してきました。

    だからこそ、私達ペット愛葬社では亡くなられたペットちゃんが少しでも安らかに

    安心して過ごせるように旅立ちの際には六文銭をご用意させて頂き、少しでもそのお手伝いになれば

    と思っています。

     

     

    ペット愛葬社 吉田

     

     

    当社は北陸地域の金沢市、小松市、福井市、鯖江市の計8ケ所に店舗があり 石川は加賀・福井は敦賀と全域で、
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    葬儀式場(セレモニー)や火葬場、動物霊園・ペット霊園の事前見学やご相談など致しておりますので、お気軽にご相談ください

     

     

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