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11月12日(日) 小松ペット霊園にて祥月月忌法要が行われました

     

    大気が冷たくなり、寒さが深まってまいりました。

     

     

    雨がいつ降って来てもおかしくない

    空模様でしたが、

    沢山の方々にご参列いただきました。

     

     

     

     

     

     

    YouTubeにて、法話の様子も公開しておりますのでご覧ください。

     

     

     

     

     

    ⇓ こんな法話をいただきました ⇓

     

     

    はい、おはようございます。

    第2日曜日の祥月月忌法要でございます。

     

    先週と打って変わって、

    今週に入りましてから一気に寒くなりまして、

    なんか夏からいきなり冬に入っている、

    急変が、体の方ね、

    体調を崩される方もおられるかと思います。

     

    先週の連休なんて、出ますと暑いくらいで、

    27、28度で真夏日という事で、

    全国的にそうだったのか、今週に入りまして、

    この様に、もうすっかり冬の模様となっております。

     

    今、丁度こうしてみますと、

    今日はちょっとお天気アレでしたけども、

    これから11月にかけますと、

    紅葉シーズンという事も相まって、

    結構皆さんお近く、又は遠くの方に出掛けて、

    自然の景色を愛でたり、又は少し散歩を、

    という事で出る機会があろうかと思います。

     

    私のお寺は、

    金沢市寺町寺院群のど真ん中にありますので、

    沢山の観光客の方が訪れております。

     

    金沢というイメージはどちらかと言うと、

    首都圏の方に言わせると、

    寒いイメージがあるんでしょうね。

     

    先週のあの、真夏日の暑い日には、

    他県から来た観光客は

    ダウンジャケットを羽織って、

    汗だくになって歩いていた様に記憶しております。

    今日は、寒いですので、

    しっかり冬の準備を整えてから

    観光している方を沢山お見かけしました。

     

    コロナ禍が3年間続いておりましたが、

    少し落ち着いたんでしょうかね。

    少し出歩く機会あったり、

    行動制限もありませんので、

    観光に出掛ける方も沢山おられるかと思います。

     

    さて、

    今『観光』という言葉を使っております。

    観光客、観光名所、観光旅行、観光バス…

    頭の中で思い浮かべてみて下さい。

    『観光』という漢字を。

    どうですかね?

    “観る”に“光”と書いて、

    『観光』と読んでいるんですね。

     

    『観光』というと、皆さんイメージするのは、

    どうですかね?

    「観光旅行に行きます」とか、

    「ちょっと観光に来ました」とか、

    そういう感じですかね。

     

    遊びに行った、

    遊びに来たって感覚じゃないですか?

    なのに何故、『観光』と書くのか

    という事でございます。

     

    どうですか?

    私なんていいますと、

    “観る”に“行く”と書いて『観行』

    とした方が、なんか遊びに行く様な、

    しっくり来るんじゃないかな、と思いませんか?

     

    昔、

    何処かの旅行会社だったと思うんですけれど、

    『観行』と書いてあったんです。

    まあ、わざとそういう風に使っているのかな?

    と思いながら、首をかしげた記憶があります。

     

    どうですか?

    “観る”に“光”と書いて、『観光』

    これはやっぱり、意味があるんですね。

     

    観光名所とか、旧所とか名所とか、

    そういう所が全国にありますが、

    例えば紅葉シーズンになりましたら、

    自然の光景を観に紅葉の綺麗な所へ

    行かれるかと思います。

     

    特に11月になりますと、

    紅葉が始まりますので、

    色々と紅葉の綺麗な所へ出掛ける機会も

    多いかと思います。

     

    自然の恵みを観に行く時って、いかがです?

    自然の変わる光景というのは、

    光に左右されているんですね。

    あるいは風であったり、

    そういうので光景が変わって来るかと思います。

     

    例えば、

    木々に差し掛かる光なんかの当たり具合とか、

    映り具合に応じて

    景色がちょっと変わってきますよね。

    こちら側はちょっと明るく日が差しているな、

    こちら側はちょっと影っているから

    こうなっているな、

    という感じで観える訳なんです。

     

    例えば、風なんて吹いていると、

    どうですかね?

    風に舞った落ち葉が散って行くと、

    「哀愁が漂っているな」

    「晩秋が近づいているな」という風な感じで、

    落ち着いた気分になろうかと思います。

    こういう所から、皆さんが良く言われるのが

    『風光明媚』という

    この言葉をよく使われるかと思います。

     

    「風光明媚な所へ行って来よう、行って来た、

    行って来る」という風な形で、

    特に紅葉シーズンには、

    そういう山なんか行かれるかと思います。

     

    『風光明媚』

    字がちょっと難しいんですけれども、

    “風光”というのは 、

    風や光に応じて木々や季節、

    又は景色・光景が移り変わるという意味です。

    “明媚”というのは、

    清らかな場所という風にいわれているそうです。

     

    ですので、

    特に11月の紅葉シーズンになりますと、

    「風光明媚な所へ行って来よう」

    「風光明媚だな」という風な形で、

    紅葉を愛でていただくという事でございます。

    そういう所から『観光』、“観る”に“光”となります。

     

    “光”というのは、色々な意味がありますよね。

    「光が差す」というイメージがありますね。

    「彩り」とか、移り変わりですね。

    そういうので光というのが現れて、

    そういう所からきているといわれております。

     

    最近『風光明媚』というよりも、

    もう一つ言い方があるんですね。

    若い方が中心に、よく言われている言葉です。

    知っています?

    『映える』という言葉。

    SNSなんかで、

    「映える所へ行って来よう」

    「映える景色を見よう」

    「映える写真を撮ろう」

    『映える』という言葉が、

    『風光明媚』という言葉に替わって、今、

    若い方を中心に使われているのではないのかな、

    とこの様に思っております。

     

    ちょうど観光シーズン、紅葉シーズン。

    是非、旅行へ行って、又は映える所へ行って、

    自分たちの気持ちを落ち着かせるのも

    一つの方法になります。

     

    そして『観光』というのは、

    もう一つ仏教的に言い方、

    意味合いがあるんです。

    それは、

    仏様の中におられる観世音菩薩様、

    観世音菩薩様の光を感じるという事で、

    『観光』という字を使います。

     

    観世音菩薩様を知っているかと思いますが、

    皆さま方を常に光で包んで下さているんですね。

    例えば、

    手がこういう風になっていると分かりますが、

    見えないですけど、

    手の指の先から光を差し伸べて下さっています。

     

    又は、

    阿弥陀さんとか、如来さんは額にありますよね。

    此処から光を照らしているといわれております。

    特に、

    観世音菩薩様からの光を『観光』と言います。

    訪れた方々に光を下さっているんですね。

    訪れる方々って、人それぞれ違うと思うんです。

    感じから気分までね。

     

    例えば、

    気分が高揚して

    「うわー」って元気に神社仏閣を訪れたり、

    元気を貰いに来る方もいらっしゃる。

     

    元気が無い方もいらっしゃるんです。

    「仏様にちょっと縋ろうかな」と、

    しょんぼりして来る方もいらっしゃる。

    その人々に応じて、

    この光の感じ方が違うんですね。

     

    元気をいただこうと思って来られている方には、

    仏様というのは、

    元気が出るエネルギーとして光を下さるんです。

     

    「仏様に元気や活力を貰いたいな」と来ますと、

    仏様の前って、なんかこう

    「元気貰ったな、これから何かやれるな」

    って気持ちになろうかと思います。

     

    逆に、

    「疲れたな、ちょっとゆっくりしたいな」

    「縋りたいな」と思いで来られている方には、

    今度は仏様は光でそっと包んで下さる様になるんですね。

     

    観世音菩薩様は

    「この人疲れているな、くたびれているな。

    優しく包んであげようかな」

    という優しい光で包んで下さる感覚が

    あろうかと思います。

    仏様もですね、その人々に応じて、

    そういう光を下さっている、という風に

    思っていただいたらと思います。

     

    また、こうして今日は

    動物たちの供養という事で仏様の前で

    手を合わせていただきました。

    これは動物たちが皆さま方に“仏縁”という

    縁を結んで下さっているとう事なんです。

    じゃないと、此処に来ないですよね。

     

    皆さんの大事にしておりました動物たちが

    一旦この世で縁は切れております。

    縁は切れたけれども、

    仏となって、今度、皆さんに“仏縁”という

    縁を結んで下さっている訳です。

    だからこそ、こうして疑いもなくご焼香して、

    手を合わせる事が出来るんです。

     

    このご縁は、

    皆さま方が大事にしておりました動物たちが

    授けて下さったと思えるならば、

    ありがたい事です。

     

    是非、仏様の光を感じて、

    また、動物たちから今も尚、皆さま方が

    守っていただいているという気持ちをいただいて、

    穏やかな気持ちでまた来てあげて下さい。

     

    どうもありがとうございました。

     

     

    【担当:卜部】

     

     

    《次回の法要の日程をお確かめください》

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