初秋とは名ばかりの
残暑厳しい日が続いております。
いまだ厳しい暑さが続きますが、
沢山の方々にご参列いただきました。
YouTubeにて、法話の様子も公開しておりますのでご覧ください。
⇓ こんな法話をいただきました ⇓
はい、おはようございます。
9月に入りましたが、
今年は残暑が非常に厳しい様でございます。
毎年「暑い、暑い」と言ってる夏ですが、
今年は皆さん感じていらっしゃる通り、
「毎年よりもまだ暑い」という所でございます。
そして夏はですね、新盆・旧盆を通して
沢山の方々がこの動物霊堂にも
足を運んでいただいております。
ご家族が一堂を会しててですね、
亡きわんちゃん、猫ちゃん、小動物たちに、
気持ちのこもった供養を
していただいているのでは無かろうかなと。
この場所があるからですね、
皆様方が愛して止まない動物たちに、
“伝えることが出来る”という事。
そして“伝わることが出来る”という事で
ございます。
この霊堂も、かれこれ、もう、そうですね…
30年以上、昭和57年開業っていう風に
私、聞いております。
一番初めはね、
わんちゃん1匹、ニャンちゃん1匹。
猫と犬が1匹ずつ、
この本堂の裏側に第1号として
祀ってあったと聞いております。
初めは2匹だけだったんですね。
それが昭和の57年頃だと思います。
先代の住職の時代でございます。
それからその方々のね、
その2匹のわんちゃん、猫ちゃんの
飼い主の方の、その思いなんですよね。
昭和の57年、どうですかね。
まだまだ「ペット供養って何だろう?」と、
「ペット供養?」という話の時代でございます。
その頃は、
わんちゃん、猫ちゃんが亡くなったりすると、
ゴミ袋に入れて…
まあ、言い方悪いかもしれませんけど、
ゴミとして処分されているような時代でございます。
その頃に、そのわんちゃんと猫ちゃんの
『供養をしたい』という2人の方々の思いが
此処に繋がっているんですね。
今では「ペット供養」といったら、
「わんちゃん、猫ちゃんの供養だ」という事で、
皆さま方、ある程度、まあまあ。
特に、ペット飼われてる方なんて、ほとんどね。
知っていると思うんですが、
その当時でございます。
わんちゃん、猫ちゃんに手をあわせるのか?と。
どんな事をするんだろう?という形でしたね。
でも、それが出来るのは、
そのお二方がいたからこそ。
そのお二方が、自分たちが愛して止まない
わんちゃんや、猫ちゃんに、
自分の気持ちを伝えようと一心の想いで、
手厚く供養したという所でですね、
この様に沢山の方々に、それが受け継がれて
繋がっている事だと思うんです。
今ではうちの霊堂だけではございません。
西部緑地公園、または小松、そういう所にも、
沢山の、皆さまと同じお気持ちの方々が
手を合わせていただいております。
これは、どういう事かというと、
さっきも言った通りでございます。
大事で止まない、我が子の様に大事だった
わんちゃん、猫ちゃんに、
「自分たちの気持ちを伝えたい」
「いただいた思いに感謝をしたい」
という気持ちが一番強いかと思います。
お盆なんかにね、家族さんが来て、
たまに声掛けさせてもらうと、
「ここに来ると、本当にまだ思い出して
涙が止まらないんです」
と言う方もいらっしゃいます。
逆に、
「ここへ来ると、なんか気持ちが
すっきりするんですよ」と。
「なんか見守られているみたいで、
今でも私たち、このわんちゃん、猫ちゃんに
見守っていただいているみたい」
「本当に、ここへ来ると安心するんですよ」
という方がいっぱいいます。
それは、どうしてかと言うと、
皆さま方が“供養したい”というお気持ちが
あるからこそ、それが伝わったからこそ、
こうして…
皆さま方、どうですかね?
皆さん、申し合わせて
ここへ毎月来ている訳じゃ無いですよね。
一人ひとりの思いが、こうして沢山の方々の
願いとなって手を合わせられる機会を
設けさせていただいている。
またここへ来て伝えたい、繋がりたい、
そして伝えて行こうという気持ちがあるからこそ、
こうして祥月月忌法要を皆さま方のお陰で
営まれている訳でございます。
また、旧盆と新盆を通して、
この様な思いがよぎって来ている訳でございます。
私もね、小さい力でございますが、
皆さま方の思いを一生懸命、仏様を通じて、
お経の読経にのせて伝えていきたいな、
と改めて思っている訳でございます。
まだね、暑い日が続いております。
これからも暑い日が…
まだまだ残暑厳しい夏でございますが、
どうかお身体に気を付けて。
また、今月はお彼岸の時期になってます。
またお彼岸の時に、
愛して止まない動物たちに供養してあげて下さい。
今日は、どうもありがとうございました。
ようお参りいただきました。
お暑いですので、お気を付けてお帰り下さい。
【担当:卜部】
《次回の法要の日程をお確かめください》
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