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ペットとしてのヘビ

    ※本ページ下部では実写のヘビの画像を掲載しております。苦手な方もおられると思いますのでご注意ください。

    ペットとは、家庭で飼育され、人が愛情をもって世話をする動物です。その種類はさまざまで、飼い主の好みが色濃く反映されてきます。

    近年、爬虫類をペットとして飼育される方が増えており、このトレンドは日本だけでなく、世界中でみられる現象のようです。

    私達ペット愛葬社でお別れをお手伝いさせていただいたペットちゃんの中でも、ヘビやトカゲ、カメなどの爬虫類のペットちゃんが少しずつですが増えてきております。

    ではなぜペットとして爬虫類が選ばれるのでしょうか。

     

    爬虫類ペット魅力

    ・手間が少ない

    犬や猫に比べると、爬虫類は比較的手間がかかりません。

    餌やりの頻度が少なく、散歩が不要です。

    もちろん例外もあり、大型の個体や神経質な個体の場合はその限りではありません。

     

    ・アレルギーフリー

    多くの方が猫アレルギー犬アレルギーをもっており、泣く泣くあきらめた方も多いのではないでしょうか。

    爬虫類はアレルギーを引き起こしにくいため、アレルギー持ちの方にとっては魅力かもしれません。

     

    ・独特の魅力

    爬虫類はその独特な外見や行動、生態が魅力であり、観察する楽しみがあります。

    基本的に懐く動物ではありませんが、なかには飼い主の愛情に答えてくれる個体もいるようです。

    簡単には手懐けられないという点もある意味で魅力でありましょう。

     

    ・スペースを取らない

    爬虫類は小型種であれば比較的小さなスペースで飼育できます。

    小さな住居や一人暮らしでも飼いやすいという利点があります。

     

    爬虫類がペットとして選ばれる理由として、上記の要因が考えられますが、

    やはり一番の動機付けとしては、爬虫類ならではの独特の魅力なのではないでしょうか。

    そもそも興味がなければ飼いたいという思いにも至らないでしょう。

    また飼ってみたいな・・・と思った際、昨今では爬虫類専用の飼育設備がペットショップやオンラインストアで簡単に手に入ります。

    インターネットや書籍などを通して、飼育方法や健康管理に関する情報が豊富に提供されることで、

    飼育に対する不安が軽減されていることも飼育者の増加に寄与しています。

     

    ペットとしてのヘビ

    犬や猫の魅力を説明する際に、“哺乳類ペットの魅力”などと括らないように、爬虫類も非常に多くの種類がそれぞれ独自の魅力をもっております。

    今回ここでは“ヘビ”に焦点を絞って、“ペットとしてのヘビ”という観点からお話させていただきます。

     

    ヘビって飼えるの?

    まず野生個体と繁殖個体に大別されます。

    野生個体とは字のごとく、野生で捕まえたものをそのまま持ってきた個体です。

    状態が悪いものや寄生虫持ち、性格が荒かったり神経質だったりと、餌付けや飼育が非常に困難な場合が多いです。

    繁殖個体は、親を飼っている人が交尾繁殖させて生まれた個体です。

    比較的おとなしく、餌付けも容易であるため、ほとんどの場合この繁殖個体を購入、もしくは譲渡してもらって飼育していきます。

     

    では毒蛇はどうなのでしょうか。

    日本では毒蛇の飼育に関しては、法律と規制が厳しく定められています。

    具体的には、「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」や「特定動物飼養・保管規制」によって管理されています。

    飼育するためには許可が必要であり、安全対策や堅固な飼育環境の設置、周辺住民への通知、定期的な検査が求められるなど、

    一般人には飼育はほぼ不可能といっていいでしょう。

     

    ヘビの生態

     

    ヘビ(蛇)は生物学上は、爬虫綱有鱗目ヘビ亜目に分類される爬虫類の総称です。

    南極大陸を除く全大陸に分布しています。

    ヘビはどれも姿形が似ていますが、様々な種類がいるようです。

    日本国内に生息する種類は5科に分類されておりメクラヘビ科、ヘビ科、コブラ科、クサリヘビ科、ウミヘビ科に分けられます。

     

    進化と特徴

    その姿特徴から、トカゲ類から分化したと考えられ、おそらく中生代に水中もしくは地中に進出したトカゲの一群がその祖先となったと思われます。

    ハ虫類が全盛だった中生代白亜紀に、一部の弱いトカゲたちはなかなかエサにありつくことができませんでした。

    そこで彼らは地上をあきらめ、土の中のモグラやネズミをエサにしようと考えました。

    しかし地中に潜るのには手足が邪魔なので手足を退化させて胴体を細長くしたと考えられています。

    移動するための四肢を失ったため、運動能力が下がるかというとそうではなく、長い全身を利用することでむしろ様々な足場を利用できるようになったともいえます。

    体形に合わせて内臓も細長くなっており、2つの肺のうち左肺は退化していて、原始的なヘビほど左肺が大きい傾向にあります。

    ヘビといったら毒ヘビですが、有毒な爬虫類の99%以上はヘビが占めています。

    全世界に3000種類ほどいるヘビのうち、毒をもつものは25%に上ります。

    威嚇もなく咬みつく攻撃的で危険な毒蛇もおり、不用意に近づくのは危険です。

     

    ヘビにしかない特徴

    他の生物には無いヘビの特徴として、ヘビの第6感器官で目と鼻孔の間にある一対の窩(頬窩器官)でニシキヘビ科の多くの種とクサリヘビ亜科のヘビが持っています。

    ここには多くの神経、毛細血管が集まっていてわずかの熱(赤外線)を感じ取る事ができます。

    ヘビの目を覆い熱を持った電球やゴム球を近づけると正確に飛びつき咬みつきますが

    熱のない物を近づけても反応はありません。

    生きた温血動物をエサとし、敵を一撃で倒す為に発達した器官です。

    さらにハブやマムシなどの毒ヘビは、目隠しをして温かい人形と冷たい人形を置くと、毒ヘビは迷わず温かい人形に噛みつきます。

    実は夜行性のハブやマムシには、ピット器官という赤外線センサーがあって、温度から獲物や外敵を認識することができます。

     

    何を食べるの?

    一部特殊な食性のある種類を除き、一般的にはペットショップなどで売っている冷凍マウスを人肌に温めて与えます。

    飼育個体の大きさや成長具合に合わせて、餌の冷凍マウス大きいものに変えていきます。

    冷凍マウスはヘビとって完全栄養食なので、一生マウスのみで事足りてしまいます。

    むしろ一度でも生餌などのヘビとって上位食を与えてしまうと、以後それしか受け付けなくなってしまうことがあるようです。

     

    またヘビは消化が完了すると代謝を下げて、しばらくは餌がいらないほど低燃費で活動するため、成体では給餌は週に1度で十分な程です。

    餌を食べるときの豪快さがヘビの魅力の一つではないでしょうか。

    ひっそりと餌に近づいて、一瞬で喰らいつき、ゆっくり体内に取り込まれてゆく様は感動を覚えます。

     

    余談ですが、ヘビは鳥の巣などの卵を丸呑みするイメージがあるかもしれません。

    では実際飼いヘビは食べるのかというと、食べません。

    一般的なヘビは、温度と匂いで餌を探して食べています。

    市販の卵に温かい温度はありませんし、匂いもほとんどしません。

    匂いをつければ食べる可能性もありますが、栄養が偏る上に上記のように偏食して以後マウスを食べなくなっては生死にかかわってきます。

     

    ヘビの飼育環境

    ヘビは変温動物のため、適切な温度管理は欠かせません。

    一般的には26度~28度が適温になります。

    30度程でも風通しがよかったり、22度程度でも温かい場所が確保されていれば大丈夫なようです

    。5度~10度に保てば冬眠もしますが、繁殖させるつもりがない場合、飼育下での冬眠は必要ではありません。

     

    ヘビの脱皮を補助するために、水場は必ず用意しなければいけません。

    もちろん水分摂取にも使われます。

    脱皮はうまくできないと、これも生死にかかわってくるので、全身が入るくらいの大きさの水場が必須になります。

     

    ヘビは飼育環境が気に入らないと、絶食という形で意思表示する場合が多く、そのまま環境が改善されない場合餓死してしまいます。

    動物病院もヘビは専門外な場合も多いため、状態が悪い等異変を感じた場合は、

    インターネットの質問掲示板や、爬虫類愛好家の集うコミュニティで質問してみるとよいかもしれません。

     

    ヘビは懐くのか

     

    ヘビが「懐く」と言えるかどうかは、哺乳類や鳥類とは異なる点があります。

    ヘビの行動や反応について理解することが大切です。

     

    ヘビは犬や猫のように感情的な絆を形成することはありませんが、適切な取り扱いや定期的な世話を通じて、飼い主を安全で信頼できる存在として認識するようになります。

    これにより、ヘビが飼い主に対してリラックスし、安心感を持つようになることはあるようです。

    例えば身体を緩めている、動きがゆっくりしている、飼い主の手に乗ってもパニックにならないなどの行動は、ヘビが飼い主に慣れているサインと言えます。

    この状態を「懐く」と表現することができるかもしれませんが、ヘビの行動や感情は他のペットとは異なる点を理解することが重要でしょう。

     

    飼育に適したヘビの種類

     

    コーンスネーク

    性格が柔和でおとなしい小さい蛇で、初心者におすすめな飼いやすいと種類としてこのコーンスネークがあげられます。

    多くの種類があり、さまざまな魅力的な模様をもっています。

    大人になると、体長は1メートルから1メートル50センチくらいまで大きくなりますが、飼育ケージは80センチ×50センチくらいで問題ありません。

    ヘビは全般的に寒さに弱いので飼育するときにその点を配慮する必要がありますが、

    このコーンスネークはヘビの中でも寒さにとても強い種類ですので、

    パネルヒーターという保温器具があれば日本の冬の寒さにも十分耐えてくれます。

     

    カリフォルニアキングスネーク

    体長はコーンスネークとほぼ同じですから、飼育ゲージもほぼ同じくらいのものでいいでしょう。

    ただし、とても細身の体型をしていますので、蓋がきちんとしまっていないとそこからするすると抜け出してしまうこともあります。

    ヘビの中でも家から脱走されることの多いヘビでもありますので、その点はくれぐれも注意しましょう。

     

    性格は大人しくて人を攻撃することはまずありませんが、動きがコーンスネークよりも活発な分だけ飼い主はそれに驚いてしまうかもしれません

    。環境によっては神経質になる個体もいますので、飼育したばかりの頃はハンドリングをするのは控えた方が良いでしょう。

    カラーバリエーションがヘビの種類の中でも豊富でショップでいろいろと見てみるといいでしょう。

    哺乳類や鳥類から爬虫類まで何でも食べます。

    同種のヘビも食べてしまうことから、名前に「キング」が入っています。

     

    ポールパイソン

    ボールパイソンもまた飼育しやすいヘビの1つです。

    ボールのように丸まってしまうことからボールパイソンの名前が付きました。

    コーンスネークに比べると少し神経質かもしれませんが、初心者の人でも問題なく飼うことができます。

    体長は1メートルから2メートルまで大きくなります。

    コーンスネークやカリフォルニアキングスネークより大きくて、太さもありますので、飼育ゲージは100センチ×50センチくらいのものを用意するといいでしょう。

    ただし、あまりにも安い個体は体が弱かったり、体調を崩しやすかったりしますので、

    購入するときには元気かどうかを観察することが大切です。

     

    アオダイショウ

    日本固有種で日本最大のヘビのアオダイショウです。

    最大で2メートルになり、毒はありません。

    日本では森林や家屋に住み着いていてネズミを捕食しています。

     

    日本の環境に適応しているので飼育はさほど難しくありません。

    といっても冬は加温しないと冬眠してしまうので気をつけましょう。

    地域によって色が異なり、青、緑、オリーブ、黄、灰色とさまざま。

    その中でも人気なのが白いアオダイショウ。通称白蛇です。

    白蛇は神の使いとして祀られ、見た目も神々しいです。

    アオダイショウを飼育する際は少し大きめのケージを用意してあげましょう。

    半樹上棲なので立体運動が見られます。アオダイショウの平均寿命は10年前後です。

     

     

    ペット愛葬社 俵

     

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