祥月忌法要における新型コロナウイルス対策と致しまして、
・受付前に消毒液設置
・入り口前にお焼香台設置
・受付時に非接触検温
・納骨堂内の出入り口の常時開放
上記の対策を行い、またスタッフのフェイスシールド装着を徹底することにより、
皆様に安心してお参り頂けるように致しました。
YouTubeにて、法話の様子も公開しておりますのでご覧ください。
⇓ こんな法話をいただきました ⇓
皆さま、ようお参り下さいました。
さて、今日は手と手を合わせて、
こちらに静かにご焼香されて、
ご冥福を祈られたかと思います。
手と手を合わせ『合掌』という姿でございます。
手と手を合わせるこの姿、
日常でもよくあろうかと思います。
今日のように先祖供養や動物供養、
供養のために仏様の前に来て、手を合わせて
拝むという事があろうかと思いますが、
日常ではいかがですか？
食事を召し上がる前、召し上がった後、
手と手を合わせて「いただきます」
「ごちそうさま」という風に、
手と手を合わせる事がありますよね。
最近はあんまり、手と手を合わせて
「いただきます」「ごちそうさまでした」
なんて言う事あんまりしてない。
特に外食。
外や温泉なんかでお食事する機会が多いかと
思いますが、ほとんどの方、
出てきた食べ物に対して
「いただきます」なんて声掛けて、
また「ごちそうさまでした」なんて声掛けて
召し上がる姿ってあんまり見かけなくなりましたよね。
どちらかと言うと、
これ若い人だけじゃ無いんですけども、
全世帯の方に言えるんですが、
今ではスマホ片手に、食べると。
よく見られるかと思います。
こういう姿を沢山見かけるかと思います。
この手と手を合わせる姿でございます。
今言った通り、
いただく時に手と手を合わせる。
他にいろいろ日常生活していると、
手と手を合わせる機会、無いですかね？
例えば、人にお願いする時如何ですか？
「お願いします、お願いします…」
やらないですか？
例えば「ありがとうね」こういう事です。
逆に謝罪、詫びる時
「すみませんでした」「ごめんなさい」
自然に手が合わないですかね？
人に何かお願いしてみたり、
人からいただいた好意に対して
「ありがとうね」「ごめんなさいね」
って言う時、手を合わせるかと思います。
自然にこれは出る事なんです。
また、日本のみならず
海外の仏教徒が挨拶をする時に、
手を合わせて挨拶する時があるかと思います。
さて、ここで今一度考えてみて下さい。
『手と手を合わせて、幸せ』
という様な事も言われるかと思いますが、
さっき言った通り、
手と手を合わせられて
「すみません、許して下さい」と
やられたらどうですか？
なかなかそういう方に無下な事言えませんし、
態度できませんよね。
そこまでされたら「ありがとうね」
と言う時も一緒でございます。
「ありがとう」と感謝されているのに、
無下にできませんよね。
こっちも「ありがとう」となりますよね。
この様に、手を合わせるという事は、
自然に自分の気持ちを表すという事なんです。
逆に手を合わせる事によって、
自分も心が和らぐと言うか、
穏やかになる訳です。
どうですか？
この様に手を合わせて悪口言える人って
あんまりいないと思います。
手を合わせながら喧嘩する人っていないですよね。
試しにやってみてもいいんですが…
お互い手を合わせながら罵声浴びせたり
してみて下さい。
途中で笑いが出てくるはずです。はははって。
逆にどうですかね、
手を合わせるのではなく
今度は握ってみて下さい。
ファイディングポーズですね。
これで喧嘩になりますよね。
例えばファイティングポーズで
「すみませんでした」って言われても、
どうですか？許す事できますか？
握り拳で「すみませんでした」
と言われるのと、
手を合わせて言われるのは全然違いますよね、
入り方がね。
この様に、
いろいろな表現が出て来ております。
私たちがこうして２年、３年余り、
マスク姿でマスクをしながらの生活を
しております。
なかなか人の表情って伺い知れなくなって、
もう２、３年続いている訳でございますが、
その中でも手を見ると、皆さま方の
相手の気持ちが分かるんではないかと、
この様に思って居ります。
手を握って、握ると拳になるんです。
拳で何が出来るか？
人を殴る事が出来ます。
拳を上にかざすと威嚇する事が出来ます。
だけど、手を開いてみて下さい。
手を開いたらどうです？
何が出来るか？
人を撫でる事が出来きます。
背中を撫でたり摩ったり、
頭を撫でる事が出来ます。
これだけ手の表情というのは、
私たちに顔の表現や心の中の気持ちの
計り知れない中にも、
こうして私たちのお互いの表情や考えや
気持ちを伝える事が出来る訳でございます。
今日は皆さま方、
大事なワンちゃん、猫ちゃん、小動物たちの
為にこうして集まっていただきまして、
自然に此処へ来て手を合わせていただいた訳でございます。
此処へ来れば自然に手が合いますよね。
仏様の前へきて自然に手が合うと思います。
仏様の前へ来て、拳を上にかざす人、
居ないと思います。
この様に手と手を合わせる事によって、
先程言った通り、
自分の気持ちが少し穏やかに和らいでくる。
そこへ以ってきて仏様からの大事な光明を
いただいて、皆さま方にそれが
功徳となって返って来るという事。
そして何よりも動物たちの冥福を祈っている
のが伝わってくるという訳でございます。
また、来月の霊前供養、
「穏やかな気持ちでご奉仕いただけましたら」
と思います。
また、暑い日がこれから続きます。
「マスク外してもよい」
とは言われておりますが、
なかなか外す事が出来ませんけれども、
どうぞお身体に気を付けて、
また来月の霊前供養にご参加下さい。
今日はありがとうございました。
よう、お参り下さいました。
《次回の法要の日程をお確かめください》
法要行事
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ペット犬、猫、及び他動物の葬儀、火葬、納骨、動物霊園運営を行っております
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